伯耆流を古流とする支部で結成された「誠心会」主催の「伯耆流講習会」が５月25日、熊本市立武藏塚武道場にて開催されました。当日は熊本・木村道場および武蔵会、玉名・菊水会、人吉・相武会、南阿蘇・一心会の各支部はもとより、他流から関口流・空心会（熊本市）、夢想神伝流・水芦会（水俣市）の皆さんが参加、また遠くはスウェーデン、国内からも東京、京都、愛知、広島、鹿児島各都府県から来賓の先生方を含め、総勢53名が参集しての講習会となりました。

　「誠心会」の発足以来、会長を務めてこられた木村守博先生に代わり、本年度より木村道場師範代・水本健次先生が二代目会長となり新会長として挨拶のあと、木村先生解説による伯耆流講習会がスタートしました。
　年に一度の古流講習会であり、しかも木村先生から直接、伯耆流の業前について細かく学べる機会とあって、受講者の皆さんは真剣、かつ熱心に業前の講義に耳を傾けていました。

　伯耆流各業について丁寧な解説を行い、１本毎に“質疑応答”というスタイルが特徴。受講生の質問にはできるだけ相手にわかり易いよう、時間をかけて説明されていました。
（業の演武は、幸野恵子六段／塚本眞一六段／クリスチャン・ルンド五段）
　講習の合間に受講生全員が５本ずつ練習するという方式で午後３時、無事講習会は終了しました。